◎塩:ゲランドの塩
◎麻の実油&亜麻仁油&オリーブ油
◎みりん:福来純
◎しょうゆ:片上醤油
・酢
・味噌:ありがとう味噌
・日本茶:高島さんのお茶
・紅茶:羽間さんの紅茶
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ゲランドの塩

おフランス、ゲランドの塩でございます。有元葉子さんがオススメしてたりして有名な塩ですね。なになに?お品書きによりますと「フランス・ブルターニュ半島南部のゲランドの塩田で海水から作られる塩は、塩田の海水が結晶化する夏の間に熟練の塩職人の手によって収穫されます。」とあります。
以前から存在は存じていましたがこのたびはじめて手にすることと相成りました。これまで使っていた日本のお塩は美味しかったんですけどちょっとしょっぱかったんですよね。しょっぱすぎる料理を涙をこらえつつ食べる、なんてこともしばしば。それに比べてこのお塩は辛すぎることもなくばっちグー。料理が非常にいい感じに仕上がります。料理をする上で油と塩を美味しくすると格段に料理がうまくなるとわたくしなんかは思うのでございますが、どないでっしゃろ。
麻の実油、亜麻仁油
麻の実油、ヤバいっすよ。なにしろウマイっすからね。お値段もそれだけのことはありますが、それだけのことはあるということでよろしくお願いします。
「麻の実油」、そもそもその存在をご存知ですか? 亜麻仁油(あまに)、アレとは似て非なるものですから誤解なきようお願いします。麻の実油は、その名のとおり麻(大麻)=ヘンプシードをしぼった油。亜麻仁油は、亜麻=リネンの種からしぼった油。麻はクワ科の植物で巨大に成長しまするが、亜麻はアマ科でいわゆるリネン、青い花を咲かせるかわいい植物っす。麻の実油も亜麻仁油も、どちらも体に良い油ですが、成分がチト違うっつうわけですな、奥さん。
油は人間にとって必須の栄養成分なわけだけども、油には飽和脂肪酸(いわゆる動物性の油)と不飽和脂肪酸(いわゆる植物性の油、青魚の油)があります。近年油脂の取り過ぎが問題になっちょりますが、それは飽和脂肪酸、動物性の油を過剰摂取しているということ。逆に植物性の油や魚の油は足りていないくらいなのであります。そして、不飽和脂肪酸にもいろいろ種類があって、オメガ3系、オメガ6系、オメガ9系に大別されます。オメガ3系がαリノレン酸・EPA・EHA、オメガ6系がリノール酸、オメガ9系がオレイン酸が代表的。オメガ3、6、9、どれかひとつだけ取ればいいというより、バランス良く取ることが大事なんだそうですな。オメガ3系を豊富に含むのが亜麻仁油や青魚、オメガ6系を含むのが一般的な植物油(ゴマ油、菜種油)、オメガ9がオリーブ油なんだそうです。そして麻の実油は、3系と6系をバランス良く含む油なんだそうっす。いろいろ役割が違うんですな。つうわけで、亜麻仁油、麻の実油、オリーブ油、お金が許すものならどれもバランス良くとりたいものですなあ。 ただし、油を買うときはいずれも質の良い物を選びやしょう。質の悪いものを選んでもまずいだけで安いものの健康失い銭失い。多少値段ははるにしてもうまいものを選びましょう。塩と油は美味いものを買うと幸福に生きられるというのが自分の持論なのであります。
麻の実油はお値段ゆえにビビってなかなか手元にないのでありますが、ナッツのような風味がしてたいへんうまい油でありました。ちょっと緑がかった色をしております。亜麻仁油は亜麻仁油のかおりがしてこちらは綺麗な黄金色。どちらも何にかけてもよいのですが、サラダ、豆腐、素麺、パンとなんでもござれ。だいたい一日大さじ1杯が平均摂取量の目安だそうですから、クイッとそのまま呑み込んでもよござんすな。そのままでも飲めるのがうまい油の証でありますよ、よ、よ。油はなにしろ鮮度がイチバン。開封すると酸化がドンドンすすみますので出来るだけ新鮮なうちに食べたいものです。
オリーブ油はたくさんあるゆえ、どことでも美味そうな物見つけてくだっさいっ。
坂利 手延 葛そうめん
奈良の名物、坂利さんの手延べそうめん。なかでもこの葛そうめんはもっちもちで美味しいだおう! あまりの高級品ゆえめったに口には入りませんがそれだけの価値のある逸品。これ食うとほかのそうめん食えなくなりそうで怖いね。
原材料名:小麦粉、食塩、本葛澱粉、ゴマ油
本みりん
手に入りやすくて助かっています。福来純の本みりん。ご近所のスーパーにも取扱があるものですから。このみりんを使うようになってから和食がなんでも美味しくなりました。和食を作るなら、うまいしょうゆとみりんがあれば、なんでもどんてこいではないでしょうか。「割合で覚える和の基本」を読んでから、「そうか、砂糖の代わりにみりんを使えばいいのか」と目ウロコ。それ以来、ほとんど料理に砂糖を使うことはなくなりました。甘みが欲しいときはみりんみりんりんりんりん。和食の基本はしょうゆとみりん1:1と知ってから、分量に迷うこともなくなりました。肉じゃがなんかは、しょうゆ・みりん・水大さじ3ずついれて蒸し煮にすればどんとこいです。やっぱり調味料は発酵系が最高ね!
醤油 片上醤油
奈良はいろいろうまい地醤油がありんす。ゆえにとくに蔵にこだわらずジプシーしてもさほど問題はないりんすが、奈良でも有名なお醤油屋といえばここ、片上醤油。奈良でもミナミの御所(ごせ)ちゅうところにありんす。片上醤油さんのお醤油は大豆の味がはっきりしたお味がします。ちなみにアタシは奈良市の向出醤油醸造元の「宝扇」という銘柄もお気に入りでハシゴしてます。ただ片上醤油さんはいろんなとこで見かけるけど、宝扇は奈良市まで出向かないと置いてないんだよね。ちなみに向出醤油さんのお店にはなにげにゲランドの塩が店頭に置いてあってたまげました。お醤油は全国各地で大量生産品ではない地醤油を作っているところはたくさんあるので、お気に入りの一品を求めてどうぞ。奈良だと桜井市大福の大門醤油さんも美味しいみたいっスよ。ちなみに奈良という土地は戦後の大量生産の波に乗り遅れた結果、あらあら、杉樽を使った仕込みにはじまり、最高の醤油作りを現在に残すという周回遅れのトップみたいな土地らしく、イロイロと美味しい醤油が残ってるの。つうわけで、奈良の地醤油情報一覧はこちらからご覧いただけますわよ、よ。
おすすめの調理器具
いつかは、と憧れつつ高嶺の花の浄水器。
いつか手に入れられるといいワネ。
おすすめの生活道具
森の仲間
ひろりんたわし
米びつ
おひつ
麻のふきん